行政書士をやりながら司法試験に合格!

東証一部上場企業での勤務と行政書士を経て、4回目の受験でやっとこさ司法試験に合格しました。
今回は、私が司法試験を合格するまでの道のりをご紹介します。

働きながらの受験に不安を感じている方にとって少しでも参考になれば幸いです。

本記事と併せて、
司法試験の勉強法の記事をご参照頂くと、より参考になるかと思います。

司法試験合格までの道のり

法科大学院卒業後は東証一部上場企業で勤務

 そもそも、司法試験は誰でも受験できる試験ではありません。法科大学院を卒業するか、予備試験(合格率約2%)に合格しなければ受験すらできないのです。

私は、法科大学院を卒業し、1回目の司法試験に不合格。
そもそも法曹になりたいとの強い想いもなく、親にこれ以上迷惑をかけられないとの考えもあり、東証一部上場企業に入社しました。
司法試験に受からずとも、法科大学院生は法務部門の適正があるため就職はそれほど難しくありませんでした。

企業での勤務はそれなりに楽しかったし充実していました。
巨額のお金やたくさんの人間が動くプロジェクトを、法的知識を用いてサポートすることはやりがいがありましたし、法務部門の上司や先輩は能力的にも人格的にも尊敬できる人ばかりでした。

働きながら、司法試験の勉強も続けていました。
当時のスケジュールは、今振り返ってみると“気合入ってる”と思います。
会社員時代のスケジュールをざっくりお示しします。

5:00 起床、筋トレ、身支度
6:00 電車(通勤時間も勉強)
6:30 会社のフリースペースで勉強
8:30 業務開始
19:00 業務終了、社員食堂で夕食
19:30 会社近くのカフェで勉強
22:00 電車(もちろん勉強)
24:00 就寝

平日の勉強時間は4〜5時間くらいは確保していました。
その反動で土日は昼過ぎまで寝てしまいましたが(笑

このようなスケジュールで、2回目の司法試験に臨みました。
結果、2回目も不合格。
正直、自殺を考えるほどショックでした。

1回目の不合格の時はそれほどショックを受けなかったのに、2回目は本当にショックでした。

今思うと、本気で司法試験に向き合ったのは1回目の不合格の後、
働き始めてからだったのかもしれません。

会社の不祥事に嫌気が差し行政書士へ

司法試験2回目の不合格でショックを受けている私に、さらに追い打ちをかける事態が発生しました。
それは、会社の不祥事です。
いくら自分がきちんと業務をこなしていても、世間から見れば私も“不祥事が発覚した会社の社員”です。

大多数の真面目な人間が、不正をはたらいた一部の人間のせいで損をしてしまう「会社」という組織に嫌気がさしました。

そんな時、何の気なしに受験した行政書士試験に合格していたことを思い出しました(行政書士試験については別の記事で詳しく書きたいと思います)。
資格を活かせるし、自分の責任で仕事ができるだろうと思い、会社を退職し行政書士として働く道を選びました。

行政書士となってからも司法試験の受験は続ける

行政書士となってからも、司法試験の受験は続けました。
契約書の作成や相続の手続き等、司法試験の勉強に直結する仕事もあったので、案件によっては一石二鳥でおトク感がありました。

そんなこんなで、何とか4回目の受験で司法試験に合格。

合格発表で自分の番号を見つけた時は、嬉しいというよりホッとしたという感じで、心のつっかえがようやく取り払われた感覚でした。

行政書士をやりながらどのように勉強をしていたのかは、
司法試験の勉強法のコツの記事で詳しく書いています。

司法試験の勉強を続けた理由

司法試験の勉強はとても辛いものです。
一つひとつの法律論は難解ですし、覚える量も膨大。
一番難しい国家資格と評されているのはダテではありません。

ここでは、私が司法試験の勉強を続けた2つの理由をお話しします。

つまらない意地

実際、法曹への道を諦め、法科大学院を中退したり卒業後受験を辞める人もたくさんいます。
では、なぜ私は働きながらでも受験を続けたのか?
一言でいえば“意地”です。

法曹になりたいとの意欲はありませんでしたが、
本気で挑戦した「司法試験」という壁を乗り越えられない自分と折り合いをつけることは不可能でした。

そういう意味で、私の原動力は意地です。
”立派な法曹になりたい”ではなく、
”司法試験に合格したい”という、つまらない意地です。

行政書士と弁護士との壁

行政書士として働いていた、というのも大きかったです。
というのも、行政書士は弁護士に比べできることが少ないのです。
世間からは、“弁護士に比べれば行政書士なんて大したことないでしょ”という目で見られます。

弁護士だったらもっと色々できるのに、と歯がゆい思いをした経験は数え切れません。
行政書士の資格しか持っていない自分に対する不甲斐なさをエネルギーに変えて、司法試験の勉強を続けられたのです。

行政書士を目指して勉強している方や現に行政書士として活躍している方には失礼な言い方となってしまったかもしれませんが、これが実際に行政書士を経験した私の正直な考えです。

まとめ

以上、私が司法試験合格に至るまでの道筋をご紹介しました。
既にお分かりの通り、私は法曹になりたいとの強い意欲もなく、司法試験に1発で合格するほど優秀でもありません。

しかし、今後も己を研鑽し、少しでも社会の役に立てる存在になりたいと思っています。

今回もお読みくださりありがとうございました。
次回は、行政書士試験と司法試験の違いについて両方受験した経験に基づいて書く予定です。
またお付き合い頂ければ幸いです。

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